ピクライト玄武岩 [岩石]
カンラン石の斑晶を多量に含む玄武岩を,ピクライト玄武岩(Picrite Basalt)と呼ぶ。カンラン石は玄武岩質マグマより重いため,マグマ溜まりの下部に集まる。このようなマグマが流出すると,ピクライト玄武岩がつくられる。
レティキュライト [岩石]
発泡がよいため気泡がどうしがつながり,水が浸透しやすい構造を持つスコリアをレティキュライト(Reticulite)と言う。ゴールデン・パミスは別称である。特に気泡の大きいものはガラス質が格子状につながり,断面が5角形や6角形をしている。つまむと,古くなったスポンジの様にくずれてしまう。
Campout溶岩サンプル [岩石]
溶岩流の先端から,園芸用のスコップですくったサンプル。色は黒くなり,2~4cmの大きさに割れてしまった。発泡しているが,流れた跡がはっきりと表面に残っている。
ペレーの毛 [岩石]
の毛の様に細長い形をした火山噴出物を,ペレーの毛(Pele's Hair)と呼ぶ。割れ目噴火で噴き出した溶岩が引き伸ばされてでき,風に乗って遠くまで運ばれる。30cm以上のものもあるが,採取の際に皆,折れてしまった。ジャッガー博物館には,房状に集まった50cm位の長さのペレーの毛が展示してある。ペレーは,ハレマウマウ火口に住む女神の名前。ペレーの毛は金色だが,女神は黒髪である。
ペリドット [岩石]
宝石のペリドット(peridot)は,8月の誕生石。鉱物名はカンラン石(olivine)である。ハワイ島をつくる玄武岩質の岩石にはカンラン石が多く含まれ,スコリアや溶岩の中にしばしば見られる。